要介護3以上の親御さまをお持ちの方が老人ホームを考えるにあたって、一番の心配事は、その老人ホームが親御さまをきちんと介護してくれるのか、という点だと思います。

相談員の石山です。親御さまが笑顔で過ごせる老人ホーム選びをお手伝いしています

TVや新聞で、老人ホームでの職員による虐待やいじめ、劣悪な環境の介護施設の摘発等が報道されることもありますから、そうした心配は無理もありません。

このページでは、要介護3以上の方のご家族のために、後で後悔しない「良い介護が受けられる有料老人ホームの見分け方」をお話ししたいと思います。私たち自身が介護施設を運営していますので、その経験に基づき「介護のプロ」として、以下お話ししていきましょう。

職員(スタッフ)のレベル

要介護3以上の親御さまを老人ホームに預ける際に、一番大切なのは、ホームの職員のレベルを見極めること。

親御さまが充分な介護を受けるためには、「職員の介護スキル」と「介護に対する職員の気持ち」が大切で、職員のレベルが低いと、親御さまに苦痛を感じさせてしまいがちです。

職員の介護スキル

相談員の高橋です。食事の時に介護職員のスキルを確認しましょう

たとえば食事の時というのは、職員のスキルが顕著に現れやすいシーンです。

ご自身で食事を召し上がれない入居者には、食事の介助を職員が行いますが、この時に入居者の

  • 食べるペース
  • 一口で食べられる量
  • テーブルの高さ

きちんと見極めて介助ができるかどうかが大切。そして

  • スプーンを口に入れたり出したりするタイミング
  • 食べる順番
  • 水の飲ませ方

が適切かどうか。

食事は栄養の補給という意味でとても重要ですが、誤嚥(むせてしまう。食べ物が気管に入ってしまい、窒息したり肺炎を起こす)といった事故が起こりやすいものでもあります。

そのため介助する職員には高いスキルが求められるのですが、中には入居者が口の中の食べ物を飲み込んでいないのに、次の食事を口の中に運んでしまい、むせさせてしまうような職員も…。

その他にも、ベッドから車いすに移動させる時の職員の動作、車いすの押し方、歩行を介助する時の支え方等、職員のスキルレベルによって入居者が快適に安全に過ごせるかは大きく変わります。

老人ホームを選ぶ際には職員のスキルをきちんと見ておくことが重要なのです。

介護に対する職員の気持ち

相談員の石山の介護施設勤務時代の写真です。こんな風に職員がいつも笑顔のホームを選ぶのがおすすめです

また、職員が日々の介護サービスにどんな気持ちで向き合っているのか?というも重要です。

職員が前向きな気持ちで介護サービスを入居者に提供していれば良いのですが、「忙しいから早く終わらせたい」「面倒をかけないで欲しい」などと内心思っている場合は、どうしても態度が冷たかったり、事務的になりがち。

たとえば、入居者が食事の時に口から食べ物をこぼした時に、職員が優しい笑顔を浮かべながらていねいに拭いてあげているのか、眉間に皺を寄せながら対応しているのか。そんなシーンに職員の気持ちが現れます。

特に食事時というのは職員のスキルが確認しやすく職員の本音が出やすいシーンでもあります。

親御さまが職員に優しく接してもらえるのか? を見極めてから入居を決めたいものです。

職員のレベルをどうやってチェックするの?

相談員の高橋です。ホーム見学に同行して、職員のスキルレベルをチェックし、その結果をお客さまにアドバイスします

このような職員のレベルは、実際に老人ホームを見学して判断するしかありません。食事のタイミングを選んでホームを訪問し、実際の介護シーンを見学してみましょう。

食事時の介護の状況を見れば、それ以外の入浴や排泄等の介護レベルもある程度想像がつくものです。

なお弊社がご相談を受けた場合には、介護に精通した相談員が、お客さまに同行して一緒に老人ホームを見学します。介護に精通したプロですから、食事のシーンを見ればそのホームの職員のスキルレベルをある程度は判断可能。職員のスキルレベルにもとづいて、そのホームがお客様にふさわしいか判断して、アドバイスしております。

老人ホームの運営レベル

さて、職員のレベルに加えて、老人ホーム側の運営レベルも重要な判断ポイント。

たとえば、要介護の入居者に対する職員の配置をどう考えているかによって、手厚い介護を受けられるかどうかが変わってきます。

職員をどんな風に配置するか

食事時のテーブルに職員をどう配置するかで運営レベルがわかります

老人ホームでは、入居者の要介護度に合わせて食事の際の座席配置を考えます。

色々なパターンがありますが、たとえば要介護度が高い入居者を一つのテーブルに集める配置をとっている場合、そのテーブルには食事の介助にあたる職員を多めに配置する必要があります。

介助に手間がかかる分、入居者あたりの人数を多めにしておかないと、充分な介護が行えないからです。

ところが重度者の介護に慣れていないホームでは、介護度の高い入居者が多いテーブルに対しての職員配置に配慮がありません。

その結果、入居者のペースに合わせて食事を食べさせたり、むせないように気をつけながら口の中に食べ物を運んだり…という配慮がなされないことも。

私どもは、このように職員が少なくて入居者が十分なケアを受けられない状態を「食卓が落ち着かない」と言ったりします。入居者が落ち着いて安全に食事ができるような運営がされているかは、ホームを選ぶうえで大切な判断ポイントになるのです。

運営レベルの見分け方

相談員の石山です。実際に施設を運営している私たちの厳しい目でチェックし、運営レベルをお伝えします

このような運営レベルも老人ホームを見学しないと判断はできません。ただ実際に介護の現場を熟知した人でないと、見学に行っても判断するのは難しいかもしれません。

とはいえ、それでも見学する際は上記のような「ホームの運営レベル」をぜひチェックしてください。

なお弊社が有料老人ホーム選びの相談を受けた場合は、我々自身が介護施設を運営している経験をもとに、見学に同行する相談員がホームの運営レベルをチェックします。実際に施設を運営している側だからこそ分かる「ホームの方針や体制」を判断し、お客さまにお伝えしております。

老人ホームの雰囲気

3つ目の判断ポイントは老人ホームの雰囲気が良いかどうかです。

入居者の表情

相談員の高橋です。入居者も職員も笑顔にあふれた老人ホームを選びましょう

入居者の表情が、最初のチェックポイント。充分な介護を受け、毎日を快適に暮らしている入居者の方は、笑顔にあふれ生き生きとし、皆さま穏やかな表情をしていらっしゃいます。

職員の動きと表情

また、職員の動きがキビキビとし、笑顔で入居者に接していると、ホームの雰囲気は良くなります。

介護の仕事にやりがいを感じ、入居者のお役に立つことを生き甲斐としている職員が多い場合、老人ホームの中にしばらくいれば必ず雰囲気の良さを実感できることと思います。

逆に職員の表情が暗い疲労が滲み出ている…といった場合は要注意です。もしかしたら職員の人数が足りなくて、忙し過ぎて疲れ切ってしまい表情が暗いのかもしれません。介護職員も人間ですから、過重労働を強いられていれば入居者に対して優しく接することができにくくもなります。

もしも雰囲気の悪い老人ホームに入居してしまったら、十分な介護や優しい対応はしてもらえないかもしれないのです。

雰囲気をどう判断するか?

相談員の高橋です。見学に同行してホームの雰囲気の良し悪しをお伝えします

こうした老人ホームの雰囲気も、実際に訪問して確認するのが確実。

何件かホームを見学してみれば、雰囲気の良いところとそうでないところの違いはわかるのではないかと思います。

なお弊社が有料老人ホーム選びの相談を受けた場合、相談員は今までたくさんの老人ホームを見学していますから、ホームの雰囲気の良い悪いはすぐに分かります。同行した相談員がホームの雰囲気を判断して、ご相談者にアドバイスしております。

数値面のチェック

ここまではどちらかというと定性的な判断ポイントでしたが、もう少し客観的数値で老人ホームの介護レベルを判断することもできます。

有資格者の人数

相談員の石山です。有資格者の人数や職員の勤続年数も重要な判断ポイントです

老人ホームのカタログ等を見て、以下の有資格者の人数を把握しておきましょう。

  • 介護福祉士
  • 実務者研修修了者(旧ホームヘルパー1級取得者)
  • 介護職員初任者研修修了者(旧ホームヘルパー2級取得者)

これらの資格を持っている職員は、介護についての教育をきちんと受けています。中でも「介護福祉士」は国家資格で、国家試験に合格しなければ取得できません。

これらの資格を持つ職員が多い老人ホームの方が、レベルの高い介護を提供できる傾向にあります。

入居者に対する重度者(要介護3、4、5)の割合

介護度の高い入居者が多いと、医療面も含め職員に求められるスキルは高くなるので、介護レベルが一定水準以上だと期待できます。

要介護度3や4、5の入居者の人数を調べてみましょう。

介護職員の勤続年数

介護職員のスキルの調査に加え、介護職員の勤続年数も重要なポイント。勤続年数が短くて頻繁に職員が入れ替わっているホームの場合、仕事がきつすぎたり、入居者に対するホームの姿勢に不満を持って退職が多いのかもしれません。

数値はどうやって調べる?

相談員の鈴木です。弊社ではデータベースに登録してある数値をお客さまにお伝えしています。

こうした数値は、老人ホームのカタログホームページに記載されていることもありますから、ぜひご自身で調べてみましょう。もし載っていなければ、直接老人ホームに問合せても良いでしょう。

なお、弊社にご相談いただいた場合は、弊社が収集してデータベースに登録してあるこれらの数値をお客さまにお伝えしています。

またその数値が良いのか悪いのかを判断し、そのホームの問題点や考慮すべき点をアドバイスいたします。

さらに、お客さまと同行してホームを見学した際に、その数値の裏付けをあらためて検証するようにしております。

介護付き有料老人ホームの料金はどのくらい?

相談員の高橋です。
気になる老人ホームの費用についてもご案内します

ここまで、要介護のご家族をお持ちの方が、お父様やお母様に合った老人ホームを選ぶための判断ポイントをお話ししてきました。

でも有料老人ホームに入居すると、どのくらい費用がかかるのか、というのも気になるポイントですよね。

以下のページで費用についてご案内していますので、よろしければご覧ください。

良い老人ホームを選ぶには

相談員の石山です。お一人で判断するのが難しければ、紹介会社を使うのもお勧めです

こちらのページでは、有料老人ホームを選ぶためのポイントをご紹介してきましたが、ご自分だけでホーム見学に行ってご自分だけで判断するのは、ちょっと自信がない…という方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方は、「老人ホームの紹介会社」に相談するのもお勧めです。紹介会社は、たくさんの老人ホームの情報を持っていますから、あなたの親御さまに相応しい老人ホームを選ぶために、いろいろとアドバイスしてくれると思います。

以下のページで、老人ホームの紹介会社の選び方を解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。

低価格な老人ホームの費用相場をお教えします

相談員の石山です。有料老人ホームの費用相場を知りたい方はぜひお気軽にご連絡ください

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お電話いただければ、ご希望条件をお伺いして、希望地域のホームの相場を調査しご回答。

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