認知症ケアが手厚い
老人ホーム(介護施設)の選び方
認知症の親御さまを介護されている方は、さまざまな心配や不安、ストレスを感じていらっしゃることと思います。

相談員の石山です。認知症ケアを受けられる老人ホーム選びをお手伝いします
認知症による物忘れ、徘徊、被害妄想、暴言や暴力などで、在宅での介護が難しいと感じたら、老人ホームの認知症ケアができる施設の専門介護スタッフの手を借りた方が、親御さまが心安らかに暮らせるかもしれません
このページでは、認知症の親御さまのために、あとで後悔しない「良い認知症ケアが受けられる有料老人ホームの見分け方」をお話ししたいと思います。
当社では、介護職員としての勤務経験のある相談員が、認知症受入れ施設のご紹介を行っています。その経験に基づき「介護のプロ」として、以下お話ししていきましょう。
それでは続いて、認知症を受け入れてくれる有料老人ホームを選ぶ観点について、考えてみましょう。
どの程度まで受けれてくれるのか

相談員の浅尾です。認知症の程度によって受け入れられるホームが限られます(当社介護施設での一コマ)
こうした状況を改善するためには、やはりプロの力を借りるしかありません。
親を思う気持ちはあっても、家族の皆さんは決して認知症の専門家ではありません。認知症対策の知識を学んだわけでもなければ、専門的なトレーニングを受けた訳でもないのです。
近年、認知症の高齢者への対応について、様々な研究が進んでいますし、専門的な教育を受けた介護の専門家も増えてきました。
弊社では、要介護や認知症の親御さまについてご相談いただくことが多いのですが、親御さまが認知症になってしまったのなら、いたずらにその状態を我慢して状況を悪化させる前に、認知症の高齢者受け入れてくれる専門スキルを持った施設の力を借りるのも大切なのではないでしょうか、というお話しをさせて頂いています
徘徊対策はなされているか

俳諧の対策がなされていないと親御様が施設を抜け出してしまうこともあります
認知症で問題になる徘徊の対策が、きちんと取られているかどうかも大切なポイント。夜間の施錠や、内側からは開きにくいドアの設置等、徘徊して老人ホームから外に出てしまわないような体制が必須です。
またホームによっては、認知症の方専用のフロアを用意して、より手厚い対応を行なっている場合もあります。
認知症のケア方針は?

相談員の浅尾です。認知症ケアの方針を確認することはとても大切です
(当社介護施設での一コマ)
近年、介護業界で主流になっているのが、「パーソン・センタード・ケア」と呼ばれる認知症ケアの考え方。これは認知症を持つ方を一人の人間として尊重し、その人の視点や立場にたって理解しケアを行おうというもの。この考え方を取り入れた老人ホームであれば、認知症の親御さまに寄り添い、親御さまの気持ちになってケアしてくれると思います。
それ以外にも、少人数の「グループケア」という介護形態もあります。これは同程度の介護度や認知症の進行度の入居者で少人数のグループを作り、生活を共にしながらケアをする介護形態。この方針を取り入れている老人ホームでは、より個人を尊重した認知症ケアを目指していると考えられます。
認知症ケアの方針はホームによって様々ですが、そのホームがどういう方針で認知症のケアに取り組んでいるのか、ぜひ実際に老人ホームを見学して、説明を受けるようにしましょう。
介護スタッフをどう育成しているか

相談員の高橋ですホームの介護スタッフ育成の仕組みも、必ず確認しましょう。(当社介護施設での一コマ)
認知症への対応というのは、本来、高度なスキルと豊富な知識が必要。入居者の方に充分な認知症ケアを行うためには、介護スタッフの教育・育成の仕組みがかかせません。
老人ホームに見学に行った際には、どのような育成カリキュラムで運営しているかを必ず聞いてみましょう。
きちんとしたカリキュラムがなくて、スタッフの自主性に任せているホームは要注意。スタッフによってケアのレベルにばらつきがあって、当たり外れが大きいかもしれません。
有資格者の人数

有資格者の人数も重要な判断ポイントです
また認知症の専門資格である認知症ケア指導管理士がいるかどうかも、大切なポイント。
専門資格を持つ人材がホームに入れば他のスタッフのレベルアップにつながりますし、スタッフに専門資格を取らせようというホームの姿勢に認知症ケアのレベルを上げようという姿勢が読み取れます。
親御さまのための認知症ケア

相談員の鈴木です。親御さまの認知症にお悩みの方から、たくさんの相談をいただきます
認知症ケアの内容やレベルは、介護施設や老人ホームによって異なります。
ですから親御さまの認知症の症状にあわせて、どの老人ホームの介護ケアが良いのかを見極めることが大切。
当社に認知症に強い老人ホームのご相談を頂いた時には、まず親御さまの状況をヒアリングすることから始めるのですが、それは親御さまの症状にあわせて最適な老人ホームをご紹介したいから。
ぜひあなたも、親御さまの症状にもっとも合った老人ホームや介護施設を選んでいただければと思います
さて、今までお話ししたような点を確認するためには、実際に老人ホームを訪問して、認知症の入居者に対してどのように介護を行なっているかを自分の目で確認することが大切。
その際は以下の項目に注目してみると、ある程度、認知症ケアのレベルがわかります。
昼食の時間帯に訪問する

食事の介護を見ると介護レベルがわかります(当社介護施設での一コマ)
見学が行える時間で、実際に介護のシーンを見やすいのが昼食の時間帯。認知症の入居者、あるいは要介護の入居者に対して、どのように食事の介護をしているかを見学してみるのです。
食事の時間は介護対象の人数が多いこともあり、ホームの介護のレベルが端的に表れやすいですから、ぜひこの時間帯を選んで訪問しましょう。
介護スタッフの表情

職員がいつも笑顔のホームを選ぶのがおすすめです(当社介護施設での一コマ)
介護スタッフが、おだやかな表情で微笑みをうかべながら認知症入居者に接しているかが大切なポイント。認知症の入居者と接していると、どうしてもイライラすることも多いのですが、でもそのイライラした気持ちが表情にあらわれてしまったら、入居者が萎縮してしまいます。
入居者に寄り添って、入居者の気持ちになって接しているか、それが介護スタッフの表情にあらわれますから、それを見極めるようにしましょう。
介護スタッフの言葉遣い

相談員の石山です。職員の言葉遣いをチェックすることがとても大切です(当社介護施設での一コマ)
認知症の方に対してやってはいけないのが、「否定する」「議論する」「急かせる」こと。
これをやってしまうと、認知症の方が感情的に反発しますし、ホームにいるのが嫌になってしまいます。老人ホームを見学した際には介護スタッフの言葉遣いにも注意して、こうした発言がないことをチェックしましょう
逆に認知症の方への言葉かけとして良いのが、「褒める」「一緒に喜ぶ」「共感する」こと。
食事の最中に、こうした言葉が自然と介護スタッフから認知症の方に投げかけられているかも、あわせてチェックしましょう。
介護スタッフの介護レベル

相談員の高橋です。介護スタッフの介護レベルも老人ホームを考える場合は必ずチェックしましょう
認知症の方は要介護状態のケースが多いですから、食事の際にどのような介護を受けているかも大切なチェックポイント。
詳細は「介護者付き有料老人ホームの選び方」でご説明していますので、あわせてこちらもご参照ください。

相談員の高橋です。老人ホームの見学に同行もいたします
こうした点をきちんとホームを訪問した際に、現地でチェックすることができれば、きっと親御さまに最適なホームを選ぶことができると思います
ただ、きちんとこうした点をチェックできるためにはある程度の経験が必要ですから、もし自信がないようでしたら、すでに老人ホームを利用している知人等に同行してもらいましょう。
もしそうした知人がいないのであれば、同行してくれる紹介会社を使うのも一つの選択肢。
紹介会社は、たくさんの老人ホームの情報を持っていますから、あなたの親御さまにふさわしい老人ホームを選ぶために、いろいろとアドバイスしてくれると思います。
なお当社でも介護施設選びのお手伝いをしておりますので、ご興味あればご相談下さい

監修:介護福祉士/金子 淳一郎
介護業界20年の実績。
デイサービスを運営している株式会社S-FIT ケアにて、3つのデイサービス施設を統括。
つねに介護に接している視点から、「ひとりでも多くの人に、ベストな老人ホームを選んでほしい」という思いから介護施設の研究、紹介支援活動を行う。

相談員の石山です。介護職員の経験をもとに対応させていただきます
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