介護付き有料老人ホームの魅力
さてそれでは、介護付き有料老人ホームについてご説明してまいりましょう。
「有料老人ホームとは?」でもお話ししましたが、介護付き有料老人ホームとは、食事や入浴などの日常生活のお世話や、リハビリ(機能訓練)といった「介護サービス」がついた「老人ホーム」のこと。「サービス付き高齢者向け住宅」「住宅型有料老人ホーム」とならび、高齢者の受け入れ先として人気です。
各都道府県から公的な指定(「特定施設入居者生活介護の指定」といいます)を受けているため、入居者が受けられる介護サービスには、介護保険が使えます。(有料老人ホームの平均費用と料金相場ご参照)
なお、「介護付き有料老人ホームの選び方」のページもご用意しておりますので、よろしければご一読ください
入居者に対して、食事を提供してくれます。
在宅介護の場合、日々の生活で忙しい家族にとって、必ずしもシニアの方に最適な食事を一日三食、365日間、提供し続けるのは大変だったと思います。
でも介護付き有料老人ホームに入居すれば、栄養士や調理スタッフが、シニアの方に最適な食事を用意してくれますから安心です。

シニアの「噛む力・飲み込む力」に配慮した食事を作ってもらえる
在宅介護の場合、噛む力や飲み込む力が弱くなったおじいちゃんおばあちゃんのために、きざみ食やミキサー食といった「介護食」を用意するのは大変な手間がかかることでしょう。
「介護食」までは必要ない場合でも、イカやステーキ、トンカツといった噛む力が必要なメニューは食べさせられない等、他の家族と別の献立を考えなければいけないケースも少なくありません。

ご家庭で「介護食」や「他の家族と別の献立にする」といった対応ができない場合、シニアの方は食べづらさから食が細くなってしまい、栄養不足等の健康面で良くない影響が出てしまうかもしれません。
でも、介護付き有料老人ホームなら安心。入居者の噛む力や飲み込む力に合わせて、栄養士や調理スタッフが食事を作ってくれますから、栄養不足になることもなく、健康的な食生活を送ることができるのです。
家族に気兼ねなく食事を楽しめる
あるいは、ご夫婦でお住まいの場合、パートナーの介護しながら食事の準備をするのは大変です。
料理を作るのもさることながら、献立に合わせて毎日スーパーへ買い物に行き、重い荷物を抱えて帰宅。
パートナーの世話の合間に家事をして、大慌てでの食事作り。料理をパートナーに食べさせることで精一杯で、ゆっくり自分の食事を楽しむこともできない。こんな状況ではないでしょうか。

でも介護付き有料老人ホームなら、ご家族が食事の世話をしないで済みますから、随分と楽になります。
重い荷物を持って帰る必要もありませんし、パートナーの世話で食事が食べられないこともありません。
介護される側も、家族に申し訳なくて、気を使いながら食事していたと思いますが、介護付き有料老人ホームなら介護スタッフにお願いできますから、もう気兼ねする必要はありません。

食事は人生最大の楽しみの一つ。
介護付き有料老人ホームなら、忘れかけていた方でも食事の楽しみを思い出せるかもしれません。
食事の費用については「介護付き有料老人ホームの入居一時金と月額費用」をご参照ください。
介護付き有料老人ホームに入居するメリットの一つが、在宅介護よりもお風呂が楽に入れること。
介護している家族にとって、おじいちゃんやおばあちゃんをお風呂に入れるのは、とても大変な重労働。
無理をしすぎて腰を痛めるかもしれません。

また、お風呂は滑りやすいため転倒事故も起こりやすく、介護する家族もかなり気を遣う必要があります。介護されるシニアの方ご自身も、お風呂で転びそうになって怖い思いをされた経験が一度や二度はあるのではないでしょうか。
そのため、おじいちゃんやおばあちゃんも家族に気兼ねして、お風呂に入りたいと言えない場合も少なくありません。
暖かかい湯船に浸かりながら、ゆったりリラックスしたいのに、家族に手伝ってもらっていますから、そう無理を言うわけにもいかないのです。

でも介護付き有料老人ホームなら、施設の介護スタッフが入浴の支援をしてくれますから、精神的な負担感がずいぶんと楽になります。
家族に気を遣いながらお風呂に入る必要はもうありません。
さらに、介護施設ですから専用の入浴施設を備えています。シニアの方が安全に入浴できるように配慮されていますから、「転んでしまうかも」と心配する必要もありません。
入浴の回数は確認しましょう
ただし、入浴の回数については、施設に必ず確認しておきましょう。
介護保健の規定が「最低週2回の入浴」となっているため、2回は入浴できるものの、それ以上お風呂に入れるかどうかは施設次第。
追加費用を支払えば、週に2回以上入れる施設も多いですので、事前に必ず確認しておきましょう。
介護付き有料老人ホームでは、さまざまなリハビリの取り組みが行われています。
年齢を重ねればどうしても筋力が弱まります。「立つ・歩く・座る」といった動作を若い頃のようにスムーズにできないことも少なくありません。
また、脳梗塞等のご病気の影響で手足に麻痺があるシニアの方もいらっしゃるでしょう。
こうした症状をお持ちのシニアの方が、少しでもスムーズに体を動かせるように、寝たきりになってしまわないように、リハビリ(機能訓練)はとても大切です。

在宅介護の場合、リハビリを指導してくれる人がいないので、なかなか取り組めないケースも多いのですが、介護付き有料老人ホームなら入居者のためのリハビリ(機能訓練)プログラムがありますから安心です。
専門家によるリハビリが受けられる「介護付き有料老人ホーム」
リハビリの内容は、施設によってさまざま。
施設の中には、理学療法士や作業療法士といった国家資格を持つリハビリの専門家が常駐したり定期訪問したりして、専門的なリハビリのプログラムを提供しているところもあります。
リハビリの専門家がいる施設なら、あなたのお体の状態(要介護度)に合わせて最適なリハビリプログラムを組んでくれるでしょう。
寝たきりにならず、永く快適に生活していくためには、リハビリが充実している介護付き有料老人ホームを選ぶことも大切です。
介護付き有料老人ホームは、当たり前ですが介護が必要な入居者に対する、生活の支援も充実しています。
掃除や洗濯はもちろん、着替えや歩行のサポートも可能。必ず看護師が常駐していますから健康の管理もお願いできます。

また、シニアの方は服用している薬の種類が多く、つい飲み忘れたり、飲む量を間違えるケースも少なくありません。
介護付き有料老人ホームなら、薬を飲み間違えることで体調を崩すことがないよう「いつ何の薬を何錠飲めばよいか」といった服薬の管理もしてくれますから安心です。
家族に頼むのは抵抗がある排泄のお世話も、介護スタッフがきちんと対応するので心配ありません。
このように大変魅力的な介護付き有料老人ホームですが、受入対象者によって、有料老人ホームの種類としては大きく二つのタイプに分かれます。
介護専用型
入居対象者を「要介護1以上」の方に限定した介護付き付き有料老人ホームです。
混合型
要介護の人に加え、要支援の方や要介護認定されていない方でも入居できる介護付き有料老人ホームです。
要介護認定を受けている方は上記どちらの施設にも入居可能ですが、介護認定を受けていない方の場合は「混合型」にしか入居できません。
シニアの方のお体の状況(介護認定を受けているかどうか)で、どちらに入居するかを決める必要があります。
介護付き有料老人ホームに関するお勧めコンテンツ
有料老人ホームについては、以下のページでさらに詳しい解説を行っていますので、よろしければアクセスしてみてください。
有料老人ホームを検討中の方に、お役に立つノウハウをまとめました。ご興味あるページをぜひご覧ください。

監修:介護福祉士/金子 淳一郎
介護業界20年の実績。
デイサービスを運営している株式会社S-FIT ケアにて、3つのデイサービス施設を統括。
つねに介護に接している視点から、「ひとりでも多くの人に、ベストな老人ホームを選んでほしい」という思いから介護施設の研究、紹介支援活動を行う。

相談員の石山です。介護職員の経験をもとに対応させていただきます
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